"Black Moleskin” Pt 2 !

 

昨日に引き続き、



フランスの写真家ロベールドアノーの写真集より。


なんとも渋い、当時のフランスの紳士ですが


その着こなしを参考に


SHOES/Illminate Shoes Supply x Solovair "Clog" Made in England


ポーズも合わせてみました(笑)


パンツの丈感などを参考にしつつ、もう少し綺麗目に、


そしてシューズはクロッグで崩してみました。


着こなしの主役になっているモールスキンジャケットですが


昨日ご紹介した40-50'sよりはワークらしさが消え、


どこか現代的に見えるこのジャケットは、




60's-70'sのフレンチモールスキン。


昨日の物のような、強いワーク感は身を潜めますが


この時代ならではの良さもまたある逸品。


詳しくはこちらから。



Dead Stock 60's〜 Vintage French Work "Black Moleskin” MADE IN FRANCE

COLOR : Black

SIZE : 48

PRICE : ¥60,000 (Tax in ¥66,000)



昨日より新しめと言っても、1960's〜くらいのアイテムで


充分に雰囲気ありますし、一般的なヴィンテージとしては深い年代。


その古い年代を表すように、裏地に


なぐり書きで、48とサイズが書いてあるあたりも最高です(笑)


バリッとした質感で糊が残っており


状態としてはDead Stockと思われる素晴らしいコンディション。


黒々としながらもツヤもあり、ヴィンテージらしいオーラを楽しめる一枚。


こういった雰囲気はやはりオリジナルじゃないと出ないと思いますし、


醍醐味、とも言えるのではないでしょうか。



こちらも50's〜と同様に


小さめでアンバランスな胸ポケットがヴィンテージライクで良いですね。


ちょうど名刺が入るくらいですが、


小銭等入れると取り出せなくなりますので気をつけてください(笑)


さて


(177cm , 65kg)


シルエットは古いものよりややコンパクトに、


とても綺麗なラインと思います。


それでいて、充分に黒モールらしい、生地の風合いの良さもあり


美味しい所取りの、バランス感のある良さが


この年代の魅力でもあるかと。




さて、上記のものだとコンディションが良すぎて(笑)


どんな風に育っていくのか?という疑問も持たれる方も


おられるかと思いますので、


下記、ご参考ください。


<着込まれたモールスキンジャケット>


1960-70's〜 同じ年代くらいの黒モールスキンで


絶妙な味わい。 50'sとはまた違った、これはこれでな良さがありますね。


個人的には 50's等と比べると、濃淡がそれほど付かず、全体的に


フェードしていくのが特徴的であるかと思います。


こちらも素晴らしい仕上がりではないでしょうか。


もちろんブランドや環境にもよりますので、あくまでご参考程度に。


さて、上記のものがこちら。




60-70's ~ Vintage Le LABOUREUR "Black Moleskin" Work Jacket MADE IN FRANCE

Color : Black

Size : M~Lくらい

Price : ¥39,800 (Tax in ¥43,780)



使い込まれ、洗い込まれ、とても良い風合い。


全体的なパッカリングも堪らない良さがありますね。


先ほどのような


バッキバキのデッドも良いですが ↑ くらい味が出た個体もやっぱり魅力的。


例えば、ヴィンテージバブアー然りですが



個体によって色合い一つ一つ異なったり、


リペアが重ねられても尚魅力を増していくのは


ヴィンテージデニムにも通づるものがあります。


サイズ感もとても希少で



(177cm , 65kg)


サイズバランスが良い物は市場に少なくなってきた気がします。


こちらに関してはとてもバランスが良く、


裄丈もたっぷりと残っている好条件な一枚。


このあたりのサイズバランスも60-70's ならではと言えるかもしれません。


さて、ディテールを追っていくと、



ラウンド弱めな小さめな襟型、フラットヘムの小さな胸ポケ。


さらに内側を見ていくと


インナーポケットの色だけ全然違うのがなんとも味わい深いですね(笑)


そして



なんとこちらのメーカーは名ブランド "Le LABOUREUR"。


今でもなお現存するフランスの老舗ワークウェアメーカーで


こちらのネームのヴィンテージは希少では。



さて、この流れでこんなアイテムも。



こうしてみるとまるきりバキバキのヴィンテージ品に見えますが(笑)


実はこちら先ほどヴィンテージでご紹介した、


 Le LABOUREURの現行品。


1950年代にフランス・ディゴワンで創業したフランスワークウェアブランドである同社は


50年代からずっと、本場フランスにて頑固一徹ワークウェアを


作り続けており、 



未だに"Black Moleskin"も手がけています。


それだけにレプリカや復刻という類ではなく、"ずっと作り続けているワークウェアブランド"


といった感覚でしょうか。


さて、詳しくはこちらから。


Le LABOUREUR Balck Moleskin Jacket MADE IN FRANCE
COLOR : Black
SIZE : 2(M〜くらい)
PRICE : ¥19,800 (Tax in  ¥21,780)



このブランド、今もしっかり MADE IN FRANCEなんですよね。


そしてずっと変わってなさそうなクラシックな品質タグの雰囲気がとても良いです。


一方、裏側のブランドタグはヴィンテージライクな刺繍ながら


豪華な作りでこだわりを感じさせます。


さて、素材は先に触れました通り



贅沢なBlack Moleskin、


未洗いの段階では光沢が残り、とても高級感ある佇まい。


ぜひとも時間を掛けて、ゆっくり仕上げていきたいですね。


さて、話は戻りまして


ワークウェアらしい3ポケットのシンプルなスタイル。


定番的な形ですが、LABOUREURのものは


角が取れたポケットの形や、ステッチの幅がなんともヴィンテージライクで絶妙。


また、



サイドや袖など力がかかる部分はリアルなトリプルステッチ。


ファッション向けの仕様ではありませんが


このステッチは洗い込んだ後で活きてくるんですよね。良いパッカリングになります。


そういったワークな雰囲気を損なわない、


(177cm , 65kg)


リアリティあるワークなシルエット。


おそらく多少の縮みも考慮してのグレーディングと思われますが


着方やお好みに合わせてぜひいかがでしょう。


他に素材別で、


Le LABOUREUR "Balck Cordury" Jacket MADE IN FRANCE

COLOR : Black

SIZE : 2(S〜Mくらい)

PRICE : ¥22,800 (Tax in  ¥25,080)


コーデュロイ素材もご用意ありますよ。


ゴツっとした厚手のコーデュロイが迫力あり、


黒モールに負けず劣らず、魅力がある素材感で


<参考画像/ French Vintage Corduroy Jacket/現在はSOLD>


その風合いはどこかヴィンテージに通づるものがあると思いますね。


着用感も



とてもきれいな印象で着れつつも、ヴィンテージらしさも


感じる絶妙なバランス感。こちらも、


同様に MADE IN FRANCEとなっており、そこはかとなく感じる高級感も◎


Styling...


INNER/Highlander Forces "Halo Smock"

PANTS/Dead Stock British Army All Ranks No.2 Dress Trousers Brown "100% Wool"

SHOES/Vintage Clarks Desert Mali Made in England Sand (Size : UK 7 1/2)


スポーツアウトドアミックスで合わせてみました。


以上、商品紹介でした。








古着屋さんと同様に、古本屋さんを巡るのが  最近の個人的な楽しみです。


昨日、今日のブログもそうですが、古い時代のポートレイトや街並みなどの写真集は


ブログのネタの宝庫なんです(笑)




SHIBUYA