Vtg Natural Color Jacket (Leisuer,Bespoke... )
昨日に引き続き、
Vintage のジャケットをご紹介。
生地は様々ですが季節に合わせ、ナチュラル系のカラーで特集を。
それぞれがヴィンテージ風格を放った古い年代の物ばかりです。
まずは、
40’s Vintage British Leisure Jacket
COLOR : Cream
SIZE : ー (実寸 36〜38 くらい)
PRICE : ¥29,800 + Tax
色目も優しく、パッと見からそのオーラが伝わる一品。
40’s 頃のアイテムで、昨日ご紹介したジャケット同様に、
避暑地などで休暇を過ごす際に着たと思われる、いわゆるレジャージャケット。
コットン 100% の打ち込みの強いオックスフォード地。
ハリ、コシ、そしてうっすらと光沢のある質の良い生地です。
オックスフォードなだけに着心地は避暑地にもってこいな快適さ。
V ゾーンの深さと襟&ラペルのサイズ、形状のバランスが良く、
パッチポケットながら段返りの3つボタン仕様と上品な印象。
ボタンも天然ホーンでしょうか、非常に高級感ある面構えです。
実用面を考え使いやすいように斜めにカッティングされたポケット口、
前振りの袖などはデザイン的にも◎で、
単衣仕立ての内側は処理も非常に丁寧です。
ウエストのシェイプ具合も絶妙で
細かな襟裏のステッチワークも見逃せません。
166cm/58kg ジャストサイズ。
着丈のバランスも文句無し。
色目的にやや汚れが目立ちますが、
年代を考えるとかなり良い方かと思います。
続いて、
30's Vintage Linen Sack Coat Style Leisure Jacket
COLOR : Natural
SIZE : ー (実寸 38くらい)
PRICE : ¥65,000 + Tax
こちらはこれといったダメージ、汚れもなく着用感もほとんどない
ミントコンディション。
リネン特有のザラメのある生地表面、
ヴィンテージならではなオーラある抜群のこの雰囲気。
シェイプはほぼない寸胴で、やや長めの着丈&
独特なラウンドの フロント裾部分のカッティング。
Victorian Era 1900's くらいの サックコート にも通ずるディテールで、
年代はいつ頃なんだろうと思っていましたが、
ラペル下につくこのホール。
どうやら フラワーホール と呼ばれる穴のようで、
その下に付く糸で作られた ループ は チーループ と呼ばれるディテール。
このディテールの起源はなんと、
この人、Mr お洒落 & プレイボーイ の ウィンザー公(エドワード皇太子) が
ここに花を挿したことが初まりとのこと。 (詳しくは)
というわけで、年代的には 30-40年代で間違い無いかと。
生地の風合いもさることながら、
内側を見てもわかるようにこの丁寧に作りこまれた抜群の仕立てはヴィンテージならでは。
ピッチの細かい極細な運針 & 玉縁仕上げ。
いたるところに散見される丁寧なハンドステッチ etc... 素晴らしい作りです。
おそらくですが、こちらもどこぞのアッパークラスの方が、
避暑地などで休暇を過ごす際に誂えたレジャージャケットなんでは。
また、トップボタンの裏にはボタンががもう一つ付いていて、
タキシード のようにボタン一つがけでも着られる仕様は、
滞在先のディナーなんかで
イブニングジャケットとしても使えるように工夫したディテールなのでは。
というように細部からそのような背景を妄想するのも
ヴィンテージアイテムの醍醐味かと思います。
166cm/58kg で肩幅や身幅はいい具合なのですが、袖&着丈はやや長め。
この年代特有のシルエットですね。
物的にもそうですが、このオーラはなかなかないかと。
続いて、
40-50's Vintage Officer Tropical Jacket
COLOR : Natural
SIZE : 46R ? (実寸 36 くらい)
PRICE : ¥24,800 + Tax
こちらも↑たちと同じ用途、トロピカルジャケット。
タグには FEB-3 , 46R 765 と。
FEB-3 はデイトで、46R はおそらくサイズ。
765 は管理番号か何かと思われます。
で、手書きの WIX は名前かと。
ブロードアロー や WD スタンプ などはないので 支給品/官給品 ではなく、
おそらく ミリタリー の オフィサー が着ていた オフィサージャケット ではないかと思います。
生地は ザラつきのある 厚手のキャンバス織り。
質感からコットン x リネン かと思われます。
当店で一度洗い、乾燥機にかけたのでこのシワ感、
洗いざらしの風合いが抜群にかっこいい生地感です。
そこにクラシックな二つ穴ボタンが良く映えています。
マチ付きのポケット &
ウェストにタックの入ったベルトバック仕様 と、
サファリジャケット のような
ハンティングジャケットのような面構えも面白い一品です。
全体的にシミ汚れ等多数ありますが、
生地の良い雰囲気と相俟って、それもまた乙。
こちらも 166cm / 58kg で程よいゆとりの出る良いサイズ。
そして用途は変わりますが、
40's Vintage British Work Jacket
COLOR : Naturai
SIZE : ー ( 実寸36 くらい )
PRICE : ¥24,800 + Tax
こちらも同じ頃の年代の ワークジャケット。
まずワークジャケットでは圧倒的にネイビーカラーが多いなか、
このレアなナチュラルカラーという点が高ポイント。
次に、生地の表情が非常に良く、
細く緯畝の入るコットングログランを使ったという珍しいさ。
スッキリ目の襟&ラペルも上品で好印象です。
オールド感たっぷりな雰囲気のいいチェンジボタン、
内側に当てられた補強の当て布等ワークウェアーらしいディテールも魅力です。
少々スレやヤケ等ありますが、壊滅的な大きなダメージは無く、
なかなか良いコンディションだと思います。
こちらもサイズバランスの良いグッドサイズ。
最後もワークジャケットを、
50's Vintage "ABANCO" British Work Jacket
COLOR : Natural
SIZE : ー ( 実寸 38 くらい )
PRICE : ¥24,800 + Tax
イギリスのワークジャケットといえばのこのチェンジボタン
& 袖先が割れたこのディテール。
年代的にはおそらく 50's くらいかと思います。
タグが取れてしまっていることの多いアイテムですが、
レーベル付きというのも高ポイント。
そして、↑同様に、ナチュラルカラーという点も。
生地は英国といえばのコットンドリル生地。
風合い良い生地感も魅力的なアイテムです。
ワークなアイテムですが、
テーラードさながら、ウェストのくびれた美しいシルエットも◎。
サイズ表記はないのですが、
166cm / 58kg でややゆるめ。
また今まで大概3つボタン以上は見たことありましたが
2つボタンのディテールは初見。
かなり珍しいかと思います。
今時季ちょっとハオるのに重宝し、
もう少し暖かくなればショーツとの合わせにも良くハマるこの手のジャケット。
お好きな方、気になる方はぜひこの機会に。
それではまた⭐︎