British Trad Style. (Barbour Northumbria)

 服好きは、英国好き。


…とは限らないんですが(笑)、


しかし、洋服好きで、英国の服が好き


という方は非常に多い印象ですね。


当店では、Burberrys、Barbour、John Smedleyなど、


英国ブランドを多数取り扱っておりますが、


やはりお探しの方は多く、人気の高さを実感します。


かく言う僕も英国の服は大好き。


特に今季はブリティッシュな気分でして、


この冬は、とことんブリティッシュな雰囲気を楽しもうか、

なんて考えているところです。

ということで今回は、

冬のブリティッシュスタイルのご提案から始めたいと思います。

Tops① : Vintage Knit Cardigan

Tops② : Old Ralph Lauren Gingham Check Shirts

Pants : Fumiya Hirano THE TROUSERS "Regent" Brisbane Moss 8Walle Corduroy Fabric

Shoes : Old Edward Green "CADOGAN" Semi Brogue Made in England

Accesary : Dunn & Co Tweed Hunting Cap

Accesary : Johnstons' Cashmere Maffler


Barbourのオイルドジャケットをメインに、


ブリティッシュトラッド風なスタイリングを組みました。



ヘビーなオイルドジャケットのインナーは キャメル x ブルーで色合い爽やかに。


タータンチェック x ギンガムチェック柄を組み合わせ、柄で遊びを。


そして、英国サヴィル・ロウのカッティングがべースとなった、


「Humiya Hirano THE TROUSERS」のコーデュロイパンツ、


英国老舗 Edward Green のセミブローグを合わせ、


ブラックカラーで全体を引き締めるとともに、ドレッシーに仕上げました。


ハンチングやカシミアマフラーを加えると、


よりブリティッシュなムードを楽しめますね。


Jacket : 50-60's "Jonathan Silver" Tweed Jacket Made in England

Tops : John Smedley 30GG Extra Fine Merino Wool "Renold" Turtle Neck Sweater Made in England

Pants : Fumiya Hirano THE TROUSERS "Regent" Harrisons Cotton Chino Fabric Made in Japan

Shoes:CROCKETT & JONES "TYNE" Darby Full Brogue Made in England

Accesary : Dents Leather Glove


ブラウンを基調としたジャケットスタイルに、


同色系のBarbourのオイルドジャケットを合わせました。


全身ブラウンでまとめても勿論いいのてすが、


渋くなりすぎる感が否めませんので、


パンツは、ナチュラルな色合いのヘビーチノトラウザー、


靴はマッシュルームスウェードのフルブローグを合わせ、


爽やかさと軽快感を演出しました。


そして、Dents のグローブを添えて、


英国紳士然とした気品のあるスタイリングに仕上げました。

  


今年の冬は ブリティッシュトラッド風に


オシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか。



さて、ここからはスタイリングで使用した、


Barbour のオイルドジャケットをご紹介してまいりますが、


Barbourファンの方は既にお気付きですよね。



Vintage Barbour "NORTHUMBRIA"


1979年誕生、Barbour 唯一の極寒地仕様モデル "NORTHUMBRIA"。


それだけに、このモデルにしか見られない魅力的なディテールを備えており、


数多あるBarbourの傑作の中で、異彩を放つ名品です。


3 Crest Vintage Barbour "NORTHUMBRIA" Made in England

SIZE:44  , COLOR:Sage Green

PRICE : ¥48,000(Tax in ¥52,800)


こちらは、3クレスト期の NORTHUMBRIA。


カラーは英国カントリーらしいセージグリーン。



セットインスリーブ、



両脇のハンドウォームポケットに、


両裾につくべロウズポケット等のフロントディテールを見ると、


同社の"BORDER"と何も変わりがないようですが、



BORDERのオイルドコットンがミドルウェイトな6ozなのに対し、


NORTHUMBRIAに使用された生地は ヘビーウェイトな8oz。



それゆえに、この重厚感のある風合い。


経年変化も相まって、凄まじい迫力ですね。


そして、BORDERにも、他のモデルにも見られない、


NORTHUMBRIA のみに許されたディテールこそ、



この Machinnon Hunting (マッキノンハンティング)と呼ばれる、


タータンチェック柄のウールライニング。


英国らしいクラシックな雰囲気が◎。


(着用モデル 177cm 65kg)


実際に袖を通してみると実感できる、まるで羽毛に包まれているような温かさ。


地厚なジャケット等着こまずとも、十分に温かいです。



襟裏にはチンストラップが装備されていますので、


冷たい風が強く吹く時には、これを留めれば、


風をしっかりとシャットアウトできます。


意外と役に立つんですよ、これ。



着用した時のこのクラシカルな佇まい、最高ですね。



さて、Barbour通の方はご存知でしょうが、


NORTHUMBRIA にはオールドモデルが存在します。


2 Crest Vintage Barbour "NORTHUMBRIA" Made in England

SIZE:44 ,  COLOR:Rustic

PRICE : ¥58,000(Tax in ¥63,800)


稀少カラー、ラスティック。


こちらは2クレスト期の個体。


モデル誕生の1979年から1985年まで生産された逸品で、


球数が非常に少ない、レアモデル。


1985年以降は生産が切り替わり、


ラスティックからセージへとカラーが変更されます。



ラスティックノーザンの魅力はなんと言っても、この奥深い色合い。


読んで字の如く、錆色を意味するラスティック。



この絶妙なフェード感。


8oz ヘビーウェイトなオイルドコットンだからこその、


この重厚感のある風合い。


それだけに、


(着用モデル 177cm 65kg)


着用すると際立つ存在感。


この色感、本当に素敵です。



そしてこのラスティックは、オイルが抜ければ抜けるほど、赤みを帯び、


まるで紅葉のように色づきます。


非常に育てがいがあり、経年変化が楽しみな逸品です。



裏地はやはり、タータンチェック柄のウールライニング。


また、この個体にはもう一つ見逃せないディテールが。



YKK棒ジッパー。


1クレスト最終期~2クレスト初期(1982~1984)に生産された個体に採用されている、


マニア垂涎のスペシャルディテール。


ヴィンテージ好きな方であれば、こういう細かい部分にこそ


ロマンをお感じになられるのではないでしょうか。



ご紹介の2着の他にも NORTHUMBRIA、



ゴールデンサイズの38セージ




パイルライニング&フード付きのフルセット(デッドストック)など、


正月用に準備していた分も含め、


一挙に店頭に放出しましたので、


お探しの方は是非店頭までお越しください!


一部Webショップに掲載済みですので、


そちらも合わせてご覧ください。


以上、スタイリング&商品紹介でした。


OKUBO