Rare Barbour 3/4 Original Coat,BA Braces,CC41Trs
新しい季節への変わり目ですね。
来たる季節に向け、ステンカラーコートもそろそろ気分。
でもウールだとちょっと暑い、だけどもコットンは寒い、、
なんて時期にも今日ご紹介の一枚はちょうど良いのでは。
本日はこちらのレアモデルからのご紹介。
3Crest Vintage Barbour 3/4 Original Coat MADE IN ENGLAND
そもそもこの モデル自体を見かけた事が無い方もおられるのでは。
そのくらいヴィンテージでは見かけない希少モデルで
比翼仕立てにフラップポケット、袖にはストラップと
シンプルなルックスで、いわゆるバルマカーンコートに近しいデザイン。
全くBarbourに見えませんが(笑)、
80-90's〜3Crest Vintage Barbour 3/4 Original Coat MADE IN ENGLAND
Good Condition
COLOR : Brown Khaki
SIZE : Large
PRICE : ¥68,000 (Tax in ￥74,800)
でもしっかり Vintage Barbourなんですよね。
名品" 3/4 Original Coat"です。
こちらはちょうど横並び3クレストの古いタイプで 80-90'sヴィンテージ。
後年の00's〜 縦並び3クレストでも存在していますが
古いモデルの方がやっぱりレアですし、
この時代にまでしか見かけないディテールも実はたくさんあるんです。
例えば
(左手は90's/ 右手は00'S)
メジャーなところではBarbour刺繍の有無。
古い物は刺繍が入らず
ご存知の方も多いディテール変遷ではないでしょうか。
(左手は90's/ 右手は00'S)
ややマニアックなところでは生地の厚みの違い。
古いモデルは Heavy Weight Oiled 生地でヘビーな質感、
00'sは Medium Weight Oiled 生地で Bedale等と同じ生地と
実は厚みに違いがあり
そしてこの色目といい、詳しい方はご存知かと思いますが
(Solway Zipper)
(Moorland)
こういった Vintage の Solwayや Moorland と
同じ生地が使われており、その点もスペシャル。
それだけにそういったモデルと同じように
ヘビーウェイトだからこその
厚みのある独特な生地のアタリ、雰囲気を楽しめるというワケです。
さて、少し話は逸れましたが、本筋に戻ると
(左手は90's/ 右手は00'S)
裏地も実は違いが。
古いモデルは無地で、後年モデルは画像のようなチェック。
そもそも、Barbourの裏地と言えばチェック、と相場が決まっていますが
こういった裏地無地 自体がとても珍しいですね。
そして
この裏地もまた良くて、味わい深いツイル生地。
加えて袖裏は全てナイロンライニングの贅沢な作りで
袖の滑りも良く、とても着やすいです。
さらには、このモデルの大きな特徴として
前立て裏には なんとも味わい深いモールスキンファブリック。
これが絶妙に良いと思います。
こういったように表はごくシンプルなデザインなのですが、
" Heavy Weight Oiled x Twill x Moreskin Fabric " と、各部の
"素材を楽しむ"、そんな魅力もある一枚かと思います。
そしてごくシンプルなデザインだからこそ
177cm/65kg
逆に、着用時にその生地が惹き立つ良さも。
Largeサイズで合わせやすく、雰囲気の良いサイズ感であると思います。
さて比較で出していた00'sも。
00's〜3Crest Vintage Barbour 3/4 Original Coat MADE IN ENGLAND
Good Condition
COLOR : Khaki
SIZE : Large
PRICE : ¥36,000 (Tax in ￥39,600)
こちらはちょうど横並び3クレストから、縦並び3クレストに変わったくらいの
00's〜あたりの物で、比較的新しいこの年代でも
球数少なく ほとんど出てこないレアモデルです。
前述してきました通り、風合いや味わいという点では
正直 やっぱり古い物のほうが良いですね。
ただ、こちらも十分に良い雰囲気である事、
そして この "端境だからこその魅力"という点も
あるのでは、と思っています。例えばですが、
分かりやすいアウトドアブランドで言えば
古いヴィンテージのLL beanと、新たに現代的な魅力が組み合わさったオールドの90s LL bean、
前者はやっぱり風合いやディテール、後者はオールドの風合いを持ちつつも
軽さや着やすさみたいな現代的な魅力が付与されていて、
今回のこのBarbourはそういったラインに相当するのではないかと個人的には思っています。
それだけに
裏地のフルライニングや、気軽で重くない Medium Weight Oiledなど
風合い ＋ 気軽さという点では
とてもバランスの良い魅力がある一枚と思います。
177cm/65kg
こちらも大きめサイズですが、ヴィンテージのバーバリー然り
雰囲気の良いサイズ感ですね。
なかなか出ないアイテムと思いますのぜひいかがでしょう。
Styling...
SHOES/Vintage Clarks Desert Mali Made in England Sand (Size : UK 7 1/2)
個人的にはヴィンテージトラウザーをサスペンダーで吊って
クラシックな合わせにもよく合うコートと思いますね。
合わせたヴィンテージトラウザー もご紹介。
40's Vintage "CC41" Wool Oxford Trousers
COLOR : Gray Mix
SIZE : - (実寸33×33くらい)
PRICE : ¥29,800 (Taxin ¥32,780)
オールド感たっぷりな一本ですが、特筆すべき点としては
なんと"CC41"モノ。
CC41は Controlled Commodity 1941の略で
第二次大戦下に実施された 米国の物資削減政策 と同じように
(例えばリーバイスのアーキュエイトステッチが一時廃止されたりなどの
エピソードは有名と思います)
英国政府 が 歳出を厳しく抑制した 緊縮財政時 に
政府の基準を満たしたアイテムに付けられたのがこのCC41。
洋服だけでなく、家具 や 下着、シーツ や ハンカチなど、
CC41 の タグがつくものは多岐に渡るのですが、
そういった背景からも、コレクタブルな側面を持つ希少な一本。
もちろん、この時代ならではのディテールも素晴らしくて
長めのフロントバンドに、2タック、ボタンフライに
サスペンダーボタン。特にサスペンダーは前述しましたように
取り付ければ最高の雰囲気では。
(サスペンダーは後ほどご紹介しますね)
また素材感も非常に魅力的で
ウールオックス素材で、独特の目の出た雰囲気が
最高に良いと思います。
この辺りは経年も加わって時代ならではの魅力ではないでしょうか。
程よいテンションで、
適度な柔らかさも兼ね備えた抜群の生地感は
片ポケット＆ダブル仕上げの仕様にも良く合っていて
ディテールもとても良いですね。
着用感としては
Knit : ESK "IAIN" Crew Neck MADE IN SCOTLAND
173cm / 75kg
ヴィンテージらしい風格、風合いがありながらも
美しいドレープ感が上質さを讃えています。
コレクタブルな側面もありますし、それを差し引いて考えても
単体でも とてもカッコいい、魅力的な一本と思いますのでぜひいかがでしょう。
さて、最後に合わせていたこちら。
90's〜 Vintage British Army Braces "Dead∼Mint Condition"
COLOR : Blue Gray
PRICE : ￥7,800 (Taxin ￥8,580)
英国軍のサスペンダーもごっそりと入荷しておりますよ。
物によっては多少の汚れや
若干色目も異なる物もございますが、
いずれも使用感が見られないバキバキのデッド〜ミントなコンディション。
状態良すぎて、一瞬 民間用かと思いましたが(笑)
しっかりミリタリーディーラーから裏は取ってますので
ディーラーいわく英国軍で間違いないとの事です。
やっぱりこういったスタイルには抜群の相性ですね。
最近は状態が良い物はどんどん減っていますので
お探しの方はこの機会に是非。
以上、商品紹介でした。
最近、料理にハマっていますが
全く上達しません(笑) 洋服同様、一歩一歩楽しみながら
やっていきたいなと思う今日この頃です。
SHIBUYA