革靴と軍パン。 (Church's & E.GREEN & B.A Trs)
最近、秋服に目が向き始めたものの、
革靴が気になって仕方がない、大久保です。
目下、秋らしいブラウンカラーのローファーを探しているのですが、
なかなか僕の足に合う一足が見つからず、
四苦八苦しているところです。(笑)
僕のような革靴族の方々も、秋に履きたい一足をお探しではないでしょうか。
ということで、今回は革靴特集!
今月新入荷しました、英国買い付けの
ヴィンテージ革靴をご紹介します。
まずはこのブランドから。
1878年創業の英国の老舗中の老舗、名門 Church's。
この度、ヴィンテージ市場で非常に需要の高い、
"三都市" 旧チャーチの逸品が2足入荷しております。
一足目は、
"三都市" 旧Church's "Consul" Oxford Shoes Made in England
COLOR : Black (Calf) SIZE : UK 7 1/2 G / 73Last
PRICE : ¥24,800 (Tax in ¥27,280)
英国靴らしい端正なフォルムが美しい、
内羽根ストレートチップシューズ、"Consul"。
ブランドのドレスラインを象徴する名作です。
ラストは、ブリティッシュトラディショナルを踏襲する 73ラスト 。
セミスクエア気味のトゥが特徴的で、
古き良き意匠を残しつつも、モダンなシルエットも魅力的です。
73ラストは捨て寸が少なく、
足を包み込むようなフィット感があり、履き心地抜群。
強度が求められるトウキャップやヒールカップにはダブルステッチを採用。
丁寧かつ繊細な運針は高い技術力を伺わせます。
シンプルな面構えだからこそ窺い知れる細やかな作り込み。
アッパーに施された革は、キメの細かい上質なブラックカーフ。
ほどよく光を放つ表面のツヤ感からは、
手に取らずともしなやかさが伝わってくるようです。
インソールは Church's の十八番、グッドイヤー・ウェルテッド製法。
イギリスの既成靴を代表する製法で、
インソール底部周囲にリブ(布製テープ)を接着し、
これとアッパー、ライニング、ウェルトを機械で縫い合わせることで、頑丈さを実現。
また、持ち足の足型にじっくり馴染んでいく点も特徴的です。
アウトソールはレザーソール。
張替え等ない、オリジナルコンディション。
ソールのスレ、アッパーのスレやシワ等も少なく、
年代を考慮すれば、良好なコンディションです。
内羽根ストレートチップのクラシカルな面構えですが、
Pants : Dead Stock Finland Army "M62" Over Trousers
無骨なカモフラの軍パンとの合わせも◎。
個人的に今秋は「革靴 X 軍パン」スタイルが気になります。
続いての一足は、
"三都市" 旧Church's "Diplomat" Semi Brogne Shoes Made in England
COLOR : Walnut (Calf) SIZE : UK 7 1/2 G / 73Last?
PRICE : ¥24,800 (Tax in ¥27,280)
英国靴の風格と色気が溢れる、
内羽根セミブローグシューズ "Diplomat"。
"外交官"の名を冠する同モデルは、
英国国外でこの靴を愛用した大使や政治家にちなんで名付けられました。
(引用元:『007 ゴールデンアイ』Vol.3|イタリアンスーツがニューボンドの戦闘服 | カイエ・デ・モード (cahiersdemode.com))
ピアース・ブロスナン扮する、
5代目ジェームズ・ボンドが履いていたのも、
実はブラックカラーの Diplomat。
こちらも、英国靴の伝統を引き継ぐ 73ラスト。
美しい光沢、艶やかなウォールナットカラーカーフが乗ったアッパー。
トゥキャップやアイレットに施された、
メダリオンやパーフォレーションの装飾は惚れ惚れする美しさ。
この精巧な作りは、英国王室も認めた高い技術力を誇る、
Church's だからこそ為せる業です。
状態はというと、
ソールはある程度擦り減りがあり、
インソールのロゴが消えかかっていますが、
まだまだご着用頂けるコンディション。
USEDですので、多少のスレやシワ等ありますが、
着用には問題ありませんので、まずまずのコンディションかと。
英国靴らしいエレガントな雰囲気を纏う一足には、
Pants : 60-70's Vintage Swedish Military M-59 Cargo Pants
ギミックの利いたスウェーデン軍のM-59パンツを。
ウォールナットカラーにスウェーディッシュグリーンが合いますね~。
73ラストは廃盤になっていますし、
旧チャーチ自体、中古市場で稀少価値が高まっていますので、
お探しの方はこの機会にいかがでしょうか。
続いてはこちらのブランド。
1890年創業、英国靴の美を極めるシューメーカー、EDWARD GREEN。
こちらの老舗の革靴も新入荷しました。
まずはこちらの一足。
Old Edward Green "CADOGAN" Semi Brogue Shoes Made in England
COLOR : Black (Calf) SIZE : UK 8 1/2 D くらい / 33 Last?
PRICE : ¥68,000 (Tax in ¥74,800)
デザイン、ラストの形状からして、
CADOGANかと思われるこの一足。
使用された革は艶やかなブラックカーフ。
柔らかく、しなやかで、優しく足を包み込みます。
全体的にシャープなシルエット、スクエア気味のトゥ、
それでいてセミブローグという
英国靴らしい 絶妙な バランス感 がこれまた たまりません。
トゥキャップに施された美しいメダリオン。
クラシックなパターンが抜群の雰囲気。
踵までブローグが施され、非常に丁寧な作り。
同社の卓越した技術力が見て取れます。
EDWARD GREENらしい洗練されたデザインで、
上品な雰囲気を纏った一足は、
Pants: Dead Stock British Army Light Weight Olive Green Utility Trousers
英国軍のユーティリティパンツと合わせて、
ブリティッシュな気分に浸ってみてはいかがでしょう。
最後の一足は、
Old Edward Green "BERKELEY" Punched Cap Toe Shoes Made in England
COLOR : Black (Calf) SIZE : UK 9 D くらい / 202 Last
PRICE : ¥68,000 (Tax in ¥74,800)ソール
パンチドキャップ、"BERKELEY"。
クラシックなオックスフォードスタイル。
やや丸みを帯びたセミスクエアトゥで、
英国靴らしいクラシックなフォルムが魅力的ですね。
革は透明感のある光沢が素晴らしいブラックカーフ。
状態は、
若干擦れやクラックのあるユーズドコンディション。
ソールも交換されていますが、
減りが少ないので、まだまだ履いていただけるかと。
Shirts : Old Ralph Lauren Striped Shirts
Tops : 70's Vintage Lacoste Polo Shirts Made in France Red (SIZE : 5)
Pants : RAF Tropical Trousers
米国 x 英国で仕上げたクラシックスタイル。
襟を立てて、とことんオールドスクールに。
昨今レザーの価格高騰に伴って、
新品の革靴の値段がとんでもないことになっていますが、
ヴィンテージとなれば希少価値も猶更。
ヴィンテージならではな革質の良さ、
当時の職人の魂が宿る一足を試してみてはいかがでしょう。
店頭には、USEDの革靴だけでなく、
今回ご紹介したEDWARD GREEN、JONN LOBBなど
新品の革靴も充実しておりますので、
気になる方は店頭でご覧いただけたらと思います。
さて、これまで「革靴 x 軍パン」として
スタイリングで軍パン4本、ご紹介しましたが、
店頭にはこれ以外にも、多種多様な軍パンをご用意しております。
中でも今時期にオススメなのが、
British Army No.6 Dress Trousers "Dead Stock or Good Condition"
COLOR : Sand Beige SIZE : 実寸W32くらい
PRICE : ¥7800 (Taxin ¥8,580)
英国陸軍のトロピカルトラウザー。
持ち出しのデザインやサイドアジャスターが付く英国ならではなディテールの数々。
ポケットスレーキにはメッシュがあしらわれるなど、
近代ミリタリーらしい作りも見逃せません。
ストンと綺麗に落ちる太目なストレートシルエットで、
クラシックなルックスが魅力的です。
素材にはドライな質感で通気性、速乾性に優れた、
適度なシャリ感のあるViscose(レーヨン) X Poly 混紡素材が使用されているため、
今時期にピッタリ、即戦力な一本です。
以上商品紹介でした。
Okubo