Burberrys & Aquascutum
今季は暖冬とはいえ、最近は冬場らしい寒さが続きますね。
特に朝晩の冷え込みは厳しく、
冷たい風が吹く日なんかは、都心でも凍えてしまいそうなほど。
やはり今時期はヘビーアウターは手放せません。
軽くて、温かいダウンもいいですが、
ヴィンテージならではな、風合い豊かなウール生地で織られた、
クラシックなロングコートもやはり魅力的ではないでしょうか。
"Vintage Burberrys & Aquascutum Wool Coat"
なかでも、コートメーカーの二大巨頭、
英国老舗 Burberrys と Aquascutum の逸品は異彩を放ちます。
今回は、両ブランドの選りすぐりのヴィンテージをご紹介。
まずは、Berberrys。
~50's Vintage Burberrys Tweed Balmacaan Coat Made in England
Color : Grey , Size : 40L
Price : ¥ 140,000 (Tax in ¥154,000)
大文字タグのつく、50年代頃の逸品。
この年代のものは、大変希少価値が高く、
なかなかお目にかかれないです。
こちらは The English Shop という、
米国プリンストンに店を構えていた洋服店の別注品。
調べてみると、The English Shop は 50~60年代、
プリンストン5大洋服店のひとつに数えられた、
アイビーリーガー御用達の名店だったそうです。
生地は目の浮き出たツイード生地で、
古い年代ならではな、素晴らしい風合い。
グレー x ブルーの配色も◎。
スロートタブ付きの襟は、この年代特有のディテール。
ポケットは内部で仕切られており、
前面は通常の袋状のポケット、
後面は貫通式のポケットに分けられています。
この貫通ポケットがあることによって前を開けずとも、
ジャケットやパンツのポケットに入っている物を取り出せるので、
寒さが厳しい冬場には大変嬉しいディテールですね。
袖付けは、クラシックな二枚袖。
別注品のためか裏地左側には
上下にポケットが2つ配備されています。
状態はといいますと、使用感はあまり感じられず、
とても約70年前のものとは思えないほどの美品です。
(Model 174cm 65kg)
着丈は長めにとられており、重厚な生地の風合いも相まって、
ヴィンテージらしい風格を漂わせます。
二枚袖ですので、やはり多少肩の張りが出ますが、
このクラシカルな雰囲気こそ、このコートの魅力かと思います。
80's Vintage Burberrys 1 Pannel Sleeve "Wool x Alpaca" Belted Balmacaan Coat
Made in England
Color : Camel , Size : UK48 REG
Price : ¥ 178,000 (Tax in ¥195,800)
こちらは80年代の逸品。
温もりのあるキャメルカラーが素敵です。
生地は、ウール x アルパカ。
キャメルヘアにも近しい、ふわっと柔らかい質感と
滑らかなタッチが特徴的。
襟はバルカラー、フロントは比翼と、
シンプルかつクラシックな面構え。
腰回りには、ベルトを装備。
一枚袖というだけでも稀少ですが、
ベルト仕様のものは、さらに稀少かと思います。
袖付けは一枚袖。
着用時の骨格に沿った、
流れるような肩落ちが魅力的です。
裏地はブランドを象徴するバーバリーチェック柄がデザインされた、
ウールライニング。
最近僕は、コートの中にインナーダウンを挟むことが多いのですが、
こちらはポカポカなウールライニングが搭載されているので、
インナーダウン要らず、です!
他にも、
バーバリーチェックで切り返された襟や、
タブが付いた袖先など、Burberrysらしい気の利いたデザインが◎。
(Model 170cm 60kg)
程よいボリューム感と着丈のバランスが秀逸ですね。
ベルトをギュッと絞って着るのが、僕のスタイル。
バサッと羽織るだけでも様になるのが、バーバリーのコート。
続いては、Aquascutum。
70~80's Vintage Aquascutum
"IRISH TWEED" Balmacaan Coat
Made in England
Color : Grey Mix Herrinbone , Size : 38 REG
Price : ¥ 78,000 (Tax in ¥85,800)
おそらく70~80年代頃のウールコート。
生地は、肉厚なアイリッシュツイード。
アイリッシュツイードらしい、ネップ感のある生地の風合いと、
レッド x ブルーのラインが交差するグレーヘリンボーンの色柄が絶妙です。
フロント4つボタン、
両脇にスリットポケット2つと
シンプルなフロントディテール。
ポケットは一着目のBurberrys同様、
前後で仕切られた二重構造。
袖付けは二枚袖。
ですが、
(Model 170cm 60kg)
肩馴染みがよく、とても着やすい一着です。
着丈は短めで、スッキリとした印象。
ジャストサイズで、クラシックに着こなしたいですね。
最後にスタイリング紹介。
Jacket : 80-90's GIORGIO ARMANI 2B Jacket Made in Italy
Knit : WILLIAM LOCKIE Super Soft Lambswool Turtle Neck Sweater
Pants : Royal Regiment of Scotland Parade Trousers (SOLDOUT!)
Shoes : Old Edward Green "CADOGAN" Semi Brogue
Accesary : Corgi Knitwear Wool Knit Cap
キャメルカラーのウールコートを使ったスタイリング。
最近なんだか柄と柄を合わせたい気分。
しかし、ド派手な柄合わせは無粋ですので、
落ち着いた色味、柄合わせで。
グレンチェック x ブラックウォッチで英国トラッド風に仕上げました。
アウター、パンツ両方とも柄を選んでしまうと、
面積が広くなる分、柄同士で喧嘩してしまいかねない。
なのでパンツで柄を使うならば、インナーで柄を取り入れて、
さりげなくチラ見せする程度が丁度よいかと。
ご参考までに。
以上、商品紹介でした。
OKUBO