古着物語 第八話 デニムセットアップとの出会い
少し期間が空いてしまいましたが、
続きです。(他の話はこちら→第一話、第二話、第三話、第四話、第五話、第六話、第七話)
再びリーバイスの話題に戻りまして(第五話からの続きです)
リーバイスを手に入れ、コンバースと合わせるとカッコイイという
ところまでは気がついた少年時代の私でしたが
その次に考えたのが
じゃあ、上には なにを合わせたらいいの..?という悩みでした(笑)
第一話で登場したカッちゃんの着こなしを思い返せば
カッちゃんが合わせていたのは無地の白いTシャツ。
今現在 考えてみると、カッちゃんのその時の着こなしは
すでにそれで完成系の 一つだったんですが、
少年時代の私にとってはまだ
無地のT=肌着みたいでちょっと恥ずかしい、という認識だったんです(笑)
(のちに高校くらいになって、ジーンズに白Tを合わせるカッコ良さ、渋さ、
みたいなものにやっと気付ける事になりますが、この時はまだお子様だったんですね笑)
さて、そして季節も過ぎ、少し肌寒くなったころ
再び訪れたアメリカ屋で 当時の私にとって衝撃的な着こなしに出会います。
それがタイトルにもある “デニムのセットアップ”でした。
以前来店した時は その店員さんはたしかデニムにネルシャツスタイルだったんですが
この日は濃紺のGジャンに濃紺のジーンズというスタイル。
(きっとlevi’s 70505に501だったんじゃないかなあ、と思います)
今だと当たり前の王道スタイルですが、
ネットも無く なにも調べる事ができないこの時代
目に実際に映る、目の前の人、それが1番のお手本でした。
デニムセットアップは当時でもアメリカでは王道のスタイルだったかと思いますが
その時 初めてそのスタイルを、実物を見た、私としては衝撃だったんですよね。
そんな着こなしありなの..!?って感じでした(笑)
その店員さんの着こなしは、デニムでカジュアルな着こなしなのに
濃紺だからか どこか大人っぽくてなんだかとても知的に見えたんです。
ジーンズやGジャンってどこか不良っぽいアイテムのはずなのに
それをスーツみたいにセットアップで着こなすなんて。そんな印象が、その後も
ずっと心に残る事になり、個人的に好きな着こなしへとなっていく事に。
そしてその日を境に、ジーンズはもちろんGジャンにも
ドハマりしていく事になり(笑)
やがてはラーメン屋さんで必死にアルバイトし
高校のうちに506XXを手に入れるのですが、それはまた機会があれな書いてみたいなと思います。
続きます。(不定期連載)
私物/高校の時に買った506XX、それから ずっと愛用しています。
やっぱり長く付き合えるものは良いですね。
あと、今日はちょっと雑談を(笑)
閉店近くとなりまして 多くのお客様にご来店頂き 本当にありがたい事です。
20年ほど営業しまして
ただ、ここ数年は私も経営メインで
あまりお店に立っていませんでしたので
お客様の中には なんと10年振り、15年振りにお会いできた方も!
本当に嬉しい限りですね。
ただ、それだけ時間が経つと一つ問題が...
私も歳を取り、風貌が やっぱり けっこう変わりまして(笑)
なかなか私と気付いてもらえない、
なんて事もありまして(笑 10年経てばそりゃそうですよね)
そんな訳で私、渋谷は
今はこんな風貌でございます、適当に撮ったら逆光になってしまいましたが(笑)
(いい歳のオッチャンになりました)
あまり雑誌ですとかウェブ上ですとか
載るのが好きな人間でないので
こちらの画像も近々消すと思いますが、
もし店頭で私をご用命でしたら、
せひお気軽にお声掛けください!
渋谷