古着物語 第七話 NIKE AIR JORDAN との出会い
続きです。(他の話はこちら→第一話、第二話、第三話、第四話、第五話、第六話)
前回のNIKE AIR MAXとの出会いから俄然、
猛烈にNIKEが気になり出した私ですが、
時を前後して、時代ならではというか
実はこんな出会いも、同じ頃にありました。(多分92-93年頃ですかね)
中学入学からの友達で、テツくんという友達がいたのですが
ある日学生服にバスケットシューズという出立ちで、
遊び場だった公園に現れたテツくん。
その時テツくんが履いていたのはなんと… JORDAN 6、
もちろんオリジナル(レプリカ等無い時代です)で
色はホワイト x インフラレッド。当然、周りの靴好きの
少年達は突如ザワつく訳です(笑)
まさにその頃だったと思うのですが、前回書いたSLAMDUNKの主人公、
桜木花道が履いていたのがまさにそのモデルでした。(たぶん単行本だと11巻かな)
そして驚くべき事に、履いてきた当の本人、テツ君はそのシューズが
人気のシューズだって全く気づいていなかったんですよね(笑)
テツ君は今思えばちょっと天然の なんとも憎めない友人でしたね。
「テツ君、そ、その靴…」
「これ?これ兄ちゃんのお下がり。よくわかんないけど、
なんだっけな、マイケルー、んーと、そうマイケルジャクソンモデル!」
そう、テツ君は天然でした(笑)
その後もしばらくそのシューズの話題で盛り上があった後、
そろそろ遊ぼうか、という話になり
その公園で草サッカーをする事になるんですが
テツ君はJORDAN 6 で猛然とドリブルをし、攻め上がってくる。
うおーもったいない、と私は思いつつも、本来はスニーカーですから
テツ君が正しいわけです。とはいえ
その価値を知る私と数人の友人たちは
JORDAN 6 にはスライディングはできねえ..!という事で
テツ君がボールを持っても 誰もスライディングに行けません(笑)
そんな訳でそれからしばらくはテツ君がJORDAN 6で草サッカーに来た日は
テツ君は無双状態に(笑)
みたいなやりとりが沢山あって、なんだかんだ楽しい少年時代でしたね。
まあこんな笑い話も当時ならではなのかなと思います。
続きます。(不定期連載・忙しくなってきましたので次回は少し先になる予定です)
私物/ 個人的には JORDAN 7が好きでしたね。
他にも7のオリンピックカラーとかも好きだったなあ〜